農業ブランディングって何?

自分の農産物を作ることをしていても、いつまでたっても自社ブランディングにはなりません。
意図的に自社ブランディングを確立する必要があります。

農業ブランディングとは・・
「あー あの農家さんらしい 特産物だよね」って理解して貰えること。

それが「農業ブランディング」です。

○○農園らしい 特産物を作る

○○農園らしい特産物

これは、他の農園とは違う「とんがっている」部分。

  • あそこの農園のさくらんぼって、甘さが全然違うよね。
  • やっぱり土作りに真剣だから、この濃厚なカボチャができるんだよね。
  • この蜜入りリンゴは、さすが○○農園だ。

こんな感じで 〇〇農園らしいとすぐ消費者が言えるもの。

それが農業ブランディングなんです。

ただ単に 奇をてらっての「とんがり」ではだめです。
農家としての基本の「安全・安心」は必要。
その上での「とんがり」なのです。

単にロゴを作るがブランディングではない。

消費者が「言葉」に出せて、「人に口コミで伝える事が出来る
それがブランディングです。

単にロゴがなくては ダメだよね。って話ではないのです。
その後に「ロゴがあった方が、視覚的に伝わりやすいかも」・・・です。

弊社は 農業WEB制作も行っていますので、その中でオプションとしてのロゴ制作も行いますが、
農園全体に、「人に口コミが発生するコト」がある。
それがブランディングです。

その上で、WEB全体の雰囲気や写真、ロゴなどがあると思います。

価格以外のとんがりが必要

では、価格以外のとんがりにはどんな物があるでしょうか?

  1. 「味覚」「香り」「食感」でとんがり
  2. 「形状」でとんがり
  3. 「サイズ」でとんがり
  4. 「色」でとんがり
  5. 「パッケージ」でとんがり
  6. 「生産方法・栽培方法」でとんがり
  7. 「肥料・エサ」でとんがり
  8. 「品質基準」でとんがり
  9. 「生産場所」でとんがり
  10. 「ずらし」でとんがり
  11. 「ストーリー」でとんがり
  12. 「利用シーン」でとんがり
  13. 「用途の限定」でとんがり
  14. 「売る場所」でとんがり
  15. 「逆張り」でとんがり

引用 「農業のマーケティング教科書」

価格が安いなどでのブランディングをするのは、大手の体力のある企業が行う物。
決して、農家がやる戦略ではありません。

「味覚」「香り」「食感」でとんがり

自身の特産物のとんがりです。これが一番の確信部分です。

詳しくはこちら

「形状」でとんがり

形がいびつ・・・「デコポン」などは、最初に見た時に、忘れられない形ですよね。 「平家ガニ」など、顔に見えるもの。

詳しくはこちら

「色」でとんがり

その特産物の固有の色があります。 例えば、 さくらんぼは赤い りんごは赤い さくらんぼは「黄色いさんくらぼ」と歌にあるほど、そのとんがりが有名です。 私の...

詳しくはこちら

「サイズ」でとんがり

今、山形では、500円玉より大きなさくらんぼが、新品種として開発されています。 大きい!!は 写真で表現しやいので、ネットでも拡散しやすいです。 実際に手にとっても ずっし...

詳しくはこちら

「パッケージ」でとんがり

高級な 価格には、高級なパッケージ。フォント。 6次化の商品は、特にネットでの写真などでも伝わりやすい所なので、 効果が高いです。 ただ、農家が直接 作った感じは、あ...

詳しくはこちら

「生産方法・栽培方法」でとんがり

葉をとらないりんご 「葉とらずりんご」 もの凄く間引きして、さんさん太陽の光を浴びさせている。 生産方法など、農家の方は、いろいろと努力しています。 それをもっとアピール...

詳しくはこちら

「品質基準」でとんがり

この品種は県が厳しい基準を設けています。 その基準を満たしています。 次世代の農業基準「グローバルGAP」などは、とんがりと言うか、 これからの必要な基準にもなるかも。

詳しくはこちら

「肥料・エサ」でとんがり

お米を食べさせている豚。 肥料に、実は〇〇を使っているんです。 ああ それなら美味しいかも!!と想像できる物の肥料だと、更に効果抜群。

詳しくはこちら

「ずらし」でとんがり

時期をずらす 地域をずらす

詳しくはこちら

「生産場所」でとんがり

生産場所 自体がブランドになっているのは、それを使わない手はありません。 北海道・京都・沖縄当たりは、それ自体がブランドです。 バターより北海道バター 抹茶アイスより...

詳しくはこちら

「利用シーン」でとんがり

人生のイベントで使えるものなどは、ブランドしやすいですね。 ウェディングでのシーン。 還暦でのシーン。 バレンタインデー・母の日・クリスマス

詳しくはこちら

「用途の限定」でとんがり

この料理にピッタリの食材でとんがり  

詳しくはこちら

「ストーリー」でとんがり

先祖代々の言い伝えで、作っている物語。 この特産物を成長させている過程での物語。 地域の風土にあった物語。 このストーリーは、実は探せば、必ずあるのです。 農家...

詳しくはこちら

「逆張り」でとんがり

あえて、他と違うこと逆張りでとんがる 魚=新鮮で美味しい (逆)熟成した魚

詳しくはこちら

「売る場所」でとんがり

通常の産直センターだけでなく、 売る場所を変化させてのとんがりです。 香り高いリンゴを、花屋さんで売る。「花りんご」 そうゆう所で扱って貰える商品開発もとんがりです。

詳しくはこちら

コンサルお申し込み

山形の農業をされている方限定のお話です。 私は、山形よろず支援の経営相談員であり、 同時に山形県農業経営相談所「登録アドバイザー」にもなっています。 尚、農業の技術的なアドバイザーではありませんので、ご了承下さい。 経営、営農、販促を中心とした相談員です。 よろずを窓口に相談を頂くか、農業普及センターを窓口に相談を頂くか、 どちらでも構いません。 どちらも農家さんの負担はなく、無料となります。 どうぞ「農業TOC」に興味があり、農業経営改善をお考えの農家の方 ご利用下さい